こんにちは。スタッフニャンコのマオです。😺
僕たちスタッフニャンコは、病院でお仕事してます。😺
待合室で皆さんにスリスリ、毎日ゴロゴロしてるだけじゃないんだよ〜😽
僕たちは、必要な時になったら血を抜き取られるんだよ〜。🙀😱
あっ、ごめん💦 言い方が悪かったね。😅
僕たちは、輸血用の血液を提供するドナースタッフです。😺
人間は血液バンクとか、輸血用の血液を供給するシステムができてるでしょ?
そういうの、動物にはないんだよね。😩
だから、僕たちスタッフニャンコやワンコの出番!😺
動物病院では、血をあげる方の動物(ドナー)から血を抜いて、血をもらう子の静脈から直接体の中に入れてあげるんだよ。😺
もちろん自動点滴の機械を使って、ゆっくりとね。😸
ワンコやニャンコにも血液型があって、今わかってるニャンコの血液型はAB式、1種類だけ。実際にはもっとあるはずだけどね。😾
人間だって、ABO式とか、Rh式とか、いろいろあるでしょ?😺
ニャンコはA型がほとんどで、B型は少なくて、AB型はとってもレアだよ。
だからドナーニャンコはA型がベスト。ちなみに僕もA型♪😽
ワンコの場合は、世界的に認められているのは13種類なんだけど、ワンコはABとかじゃないんだよね。😺
輸血で大切なのはDEA1.1型で、ドナーワンコはDEA1.1(-)の子がベスト。
病院にそんなニャンコやワンコがいない時とか、いても採血できない時には、患者さんにお願いして連れてきてもらうんだ。☹️
ドナーワンコの理想は性格のいい大型犬だけど、秋田犬は不可!😾
あの子達は血液が特殊で、輸血には不向きなんだよね。🤔
健康な子だったら、ワンコは1㎏あたり20㎖、ニャンコは16㎖まで、一度に採血しても安全なんだってさ。😲
5㎏のワンコで100㎖、ニャンコは80㎖まで大丈夫ってことだね。
実際はそんなにたくさん頂くことはなくて、7.5㎏のしまじ(僕の兄弟ニャンコ)でも50㎖くらいだったよ。😺
ドナーの子は、ガス麻酔とか鎮静剤でおとなしくされて採血されて、その分皮下輸液をたっぷり入れてもらうんだけど、麻酔から覚めた直後はフラフラするみたい。😲
一時的に血圧が下がって、軽い貧血状態になるみたい。😟
だからその後しばらくは、輸血のお休み期間をおかないといけないのは人間と一緒だよ。😸
最近は大型犬が少ないからさ、大きなワンコに輸血する時は、必要な量の血液が用意できないこともあるね。😔
あと、ワンコもニャンコも、若くて健康で、フィラリアがいなくて、ネコ白血病と猫エイズウイルスに感染してなくて、輸血された経験がなくて、女の子なら妊娠したことがなくて、ワクチンを接種されてたらベストだね。😺👍
実際はドナーが見つかればラッキーで、緊急の時はあんまり細かいことは言ってられないけどね。😓
どうしてもドナーが見つかんないときは、輸血ドナーを募集してるような他の病院を紹介するしかないだろうね。🥺
んで、ドナーの子を連れてきてもらった時は、まず必要な検査をする。😼
診察をして基本的には、血液型検査、血液化学検査(フィラリア検査、ウイルス検査含む)をして、血液型が合えばクロスマッチ試験をするんだ。😺
クロスマッチ試験は、不適合輸血(拒絶反応)を防ぐための検査だよ。😺
輸血の血が混ざった時に、固まったり溶血しないか、実際にテストして確かめるんだ。😸
せっかく輸血したのに、溶血して余計に具合が悪くなっちゃったら意味ないもんね。😩
僕たち動物の血液型は人間ほどわかっていなくて、血液型が一致しても他の免疫反応で溶血しちゃうこともある。😣
もちろん元々の病気の影響もあるかもしれない。☹️
厳密には、クロスマッチ試験でも100%ではないんだけどね。☹️
『クロスマッチ試験をしたら、血液型検査は必要ないんじゃない?』今、そう思った人いるよね?😼
血液型検査は10分くらいでわかるんだけど、クロスマッチ試験って、きちんとすると1時間以上かかっちゃうんだよ。😔
輸血が必要な子って、すっごい貧血で重症な子がほとんどだから、早く輸血してあげたいよね。🥺
だからこの検査のための時間って、すっごくもったいないなって思うよ。😫
必要な検査だから、仕方ないんだけどね。😑
実はね、ワンコは血液型が一致しなくても、初めての輸血の時はあまり問題はないって言われてるんだ。😺
2回目以降の輸血が必要な時は、やっぱりおんなじ血液型のほうがいいけどね。
でもニャンコは血液型が違うと、初めてでも不適合輸血反応が強く出ちゃうんだよ。😿
特に、B型のニャンコに、A型のニャンコの血を輸血した時の方が強く出るんだよ。😿
だから、
ブリティッシュショートヘアー、エキゾチックショートヘアー、レックス、ラグドール、ターキッシュ、アビシニアン、ソマリ、ペルシャ、スコティッシュフォールド、アメリカンショートヘアー、ベンガル、メインクーン、シャム、トンキニーズ、ノルウェージャン
とかの子達は、B型の可能性があるから検査しといた方がいいかもだよ。😺
B型とAB型のドナーニャンコって、どこの病院でも多分ほぼいないと思う。
そもそも、B型とAB型のニャンコは、なかなかみつからないからね。😣
AB型のニャンコは、B型とAB型か、AB型同士の両親から、B型のニャンコはB型同士の両親からしか、生まれないから。😣
他の組み合わせは、全部A型になるんだよ。(理論上はね😓)
だから自由恋愛の日本猫(Mix)は、よっぽど偶然が重ならない限り、A型と思っていいと思う。😺
油断は禁物だけどね。 ニャンコの遺伝は時々おかしなことが起きるから。。😅
ワンコの場合だって初めてでも100%安全ではないからね、同じ血液型が用意できない時はご家族とよく相談して決めるかな?😺
輸血は時間稼ぎにはなるけど、根本的な治療ではないからね。☹️
その間に、その子の体の中で赤血球が作られて数が増えていかなければ、結局助からないわけだしね。😢
以上、今は年取って輸血担当ニャンコを引退したし、実は、、輸血は体の大きな兄弟ニャンコのしまじに全部任せてたマオでした。😽😝
※時々お問い合わせをいただくのですが、診察を伴わない個々のご質問にはお答え致しかねます。申し訳ありません。