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狂犬病予防接種

今年も、狂犬病の予防接種が4月1日から始まりました。

 

ワンちゃんの体調の良い日に、午後1時までの診療時間にご来院ください。

 

 

3月中に新潟市から届いた封筒の中の申請書愛犬手帳を、忘れずにお持ちください。(病院にも用意しておりますが、できるだけお持ちくださいませ😉)

 

申請書へのご記入も忘れずに!

 

 

混合ワクチンも同様ですが、早い時間での注射は、もしも注射後に体調が悪くなったとしても、病院の診療時間内に治療を受けられるようにするためです。

 

ご協力をお願い致します。😉

 

 

接種の期間は6月までですが、これは体調の良い日を選んで注射を受けていただくために設けられた猶予期間です。(^^)

 

「まだ大丈夫 😗」って思っていると、そのまますっかり忘れてしまうかもしれません 😅    健康なワンちゃんは早めの接種をお願い致します。

 

 

また、混合ワクチンと一緒に、狂犬病の予防接種を行うことはできません

 

混合ワクチン接種後は、狂犬病予防注射まで最低1ヶ月の間を開けてください。

 

狂犬病予防注射の後の混合ワクチン接種は、1〜2週間後に可能です。

 

ちなみに、フィラリアの予防薬は飲み薬ですので、どちらの注射とも一緒でOKです。

 

 

狂犬病の予防接種は、国の法律で定められた犬を飼う人全ての義務です

 

任意接種の混合ワクチンとは、意味合いが違います。

 

そのため、高齢や持病、アレルギー体質、散歩をしないなどを理由に、飼い主様の判断で、注射を受けさせないという選択は出来ないのです。

 

持病のある子でも、治療によって容態が安定している子は、注射を打つことができます。

 

もちろん元気なお年寄りも同様です。

 

本当に接種を受けられない動物には、狂犬病予防注射実施猶予証明書』を、診察をした獣医師が発行しています。

 

この証明書があれば、記載されている猶予期間内は、予防注射が猶予されます。

 

いろいろな理由で心配な飼い主様は、ご相談くださいませ。

 

 

 

そして皆様に知っていただきたいことは、混合ワクチンが動物を守るためのワクチンであるのに対して、狂犬病予防注射は人間を守るために行われているということです。

 

なので『狂犬病予防法』という法律で、接種が義務付けられているのです。

 

 

狂犬病は、人間が犬などの感染動物から咬まれて感染後、適切な治療を行わずに発症してしまうと、ほぼ100%死亡する怖い伝染病です。

 

 

もしも、外国から狂犬病ウイルスが日本に侵入してきたら、日本中がパニックになるでしょう。

 

実際に、日本と同様に、長く狂犬病が出ていなかった台湾でも感染が確認されましたし、日本の周りの国々は全て、狂犬病が普通に発生しています。

 

新型コロナウイルスの広がり方を見ても、同様にコウモリから感染する可能性の高い狂犬病が、日本で発生しない方が不思議なくらいです。

 

狂犬病が発生した時、真っ先に感染するのは、予防注射を受けていない飼い犬と、その飼い主のご家族です。

 

もちろん私たち獣医療関係者も同じです。😣

 

ですから!

 

私たちはしつこく「早めに接種をしてくださいね」とお話ししているのです。😊

 

 

 

なお、集合注射会場では、以下のような子たちは注射ができません。

 

①妊娠犬

②病気の治療中、または治療していなくても明らかな異常や不調が認められる

③アレルギーやてんかん発作がある

高齢犬(特に痩せていたり、心臓病や腎臓病、糖尿病などの持病がある)

⑤混合ワクチンの接種から1ヶ月以内

飼い主様が注射をする時の保定ができない  など

 

必ず、病院で診察を受けてください。